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【恋しくて】を初めて御覧になる方は是非、
【恋しくて①a】から先に☆
★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆子供が悪戯を仕掛ける時のような微笑みを浮かべて私を見つめる人
「…あっ!」「ん?」「おデコに何か書いて有りますよ」「え!?」慌てて額に手をやる彼に私はバッグから小さな手鏡を出して渡した。
「どうぞ」「ありがとう」不安げに鏡を覗き込む彼に私は笑いをこらえながら訊ねた。
「どう?見えました?」「いや…何も」「そんなはずは無いでしょ。ハッキリ書いて有りますよ」「どこに?」「ほら、ココに大きく…」私は身を乗り出して向かいに座る彼の額を指差して言った。
「ウ・ソ…って」「!」「やられた…」彼は持っていた手鏡をテーブルに伏せてそう照れ臭そうに苦笑すると
肩を揺らして笑いをこらえている私の額を人差し指で軽く突付きながら
「大人をからかっちゃ駄目だぞ」と優しく睨んだ。
「あら、それは御互い様でしょ?」私は子供のように少しふくれっ面をしてみせた。
「え~?俺は本気で言ったのに」「またまた~大人をからかっちゃ駄目ですよ」「また一本とられちゃったよ…かなわないなぁ」「私を口説こうなんて百年…ん~」「ん?まさか百万年とか言うんじゃ…?」「2時間早いんです」「あはは、2時間か!よし、頑張ってみるか」「ご健闘を祈ります」「がくっ、まるで他人事みたいに…」「あはははっ」「ははは、まあ良いか」二人は互いの悪戯な瞳を見つめて微笑み合った。
この人は何処まで本気で言ってるのだろうか…
いや、そもそもが冗談で有り、本気だと思ってしまう私が
どうかしているのだ。
それなのに2時間だなんて…バカなことを
如何にも脈有りの様な返事をしてしまった自分が今更ながら
恥ずかしくて堪らなかった。
「ちょっと化粧室へ」席を立ち、彼の横を通り過ぎようとした私の前に
まるで通せんぼうでもするかの様に彼の腕が出され私の手首を掴んだ。
私は一瞬たじろいだ。
「な、何…?」「そのまま消えたりしないでくださいよ」彼は私を見上げて、また例の悪戯を仕掛ける前の子供の様に微笑んだ。
「大丈夫ですよ。消えるなら、もっと沢山飲んでからです」「なるほど。じゃあ、まだまだ大丈夫そうだね、行ってらっしゃい」「…さては、この隙に私を置いて帰るつもりだったんでしょ?」「あ…バレた?」「うわっ、ひど~ぃ極悪人だわ。成敗してあげるから待ってなさいよ」「ははは、打ち首は勘弁だな。島流しでヨロシク」★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆To be continued.( ´艸`)ムフッ♪
「ウ・ソ…って」「!」「やられた…」彼は持っていた手鏡をテーブルに伏せてそう照れ臭そうに苦笑すると
肩を揺らして笑いをこらえている私の額を人差し指で軽く突付きながら
「大人をからかっちゃ駄目だぞ」と優しく睨んだ。
「あら、それは御互い様でしょ?」私は子供のように少しふくれっ面をしてみせた。
「え~?俺は本気で言ったのに」「またまた~大人をからかっちゃ駄目ですよ」「また一本とられちゃったよ…かなわないなぁ」「私を口説こうなんて百年…ん~」「ん?まさか百万年とか言うんじゃ…?」「2時間早いんです」「あはは、2時間か!よし、頑張ってみるか」「ご健闘を祈ります」「がくっ、まるで他人事みたいに…」「あはははっ」「ははは、まあ良いか」二人は互いの悪戯な瞳を見つめて微笑み合った。
この人は何処まで本気で言ってるのだろうか…
いや、そもそもが冗談で有り、本気だと思ってしまう私が
どうかしているのだ。
それなのに2時間だなんて…バカなことを
如何にも脈有りの様な返事をしてしまった自分が今更ながら
恥ずかしくて堪らなかった。
「ちょっと化粧室へ」席を立ち、彼の横を通り過ぎようとした私の前に
まるで通せんぼうでもするかの様に彼の腕が出され私の手首を掴んだ。
私は一瞬たじろいだ。
「な、何…?」「そのまま消えたりしないでくださいよ」彼は私を見上げて、また例の悪戯を仕掛ける前の子供の様に微笑んだ。
「大丈夫ですよ。消えるなら、もっと沢山飲んでからです」「なるほど。じゃあ、まだまだ大丈夫そうだね、行ってらっしゃい」「…さては、この隙に私を置いて帰るつもりだったんでしょ?」「あ…バレた?」「うわっ、ひど~ぃ極悪人だわ。成敗してあげるから待ってなさいよ」「ははは、打ち首は勘弁だな。島流しでヨロシク」★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆To be continued.( ´艸`)ムフッ♪
まさに( ´艸`)ムフッ♪な展開になってきましたね
この後どうなってしまうのか・・・・・
白クマは心配で夜も眠れません>_<