【実録!と或る夫婦の冷戦風景(嘘つき夫は許さない)】午前9時50分今日は夫に子供の迎えを頼んだ。
「私が迎えに行けそうな時は電話するね」「わかった」「行ってきま~す♪」「行ってらっしゃい」妻は、いそいそと家を出てホールに向かったのだった。
午後2時30分ホールゾンビと化す寸前だった妻は千円で22回転の台を見つけ
「今月の支払い分は稼ぐぞ!」と張り切っていた。
午後2時55分順調に回り続ける台、そして思ってたよりも早く当たりが来た。
次回まで継続となる機種では無いが確率の甘さと回転数がカバーする。
何としてでも粘りたい、絶対に勝って帰るんだ!朝から夫に子供の迎えを頼んでいた妻は
時間を気にせずに勝負できる喜びを噛み締めていた。
ところが…
午後3時10分2度の大当たり後、時短中に妻は
夫が時間を間違えていないか、ちゃんと起きているかを確認する為に
「今、当たった。お迎えお願いします。3時半です」と夫にメールしたのだが…5分待っても返事が来ない。
メールに気付いてないのかも知れないと思い数回CALLしてみた。
午後3時20分3度目の大当たり後、妻は夫からの返事が無いことに不安を感じ
外に出て夫の携帯に今度はメールではなく直接掛けてみたのだが…
出ない!?なんで?1パチで確変中で出られない?
それとも迎えに行きたくないから出ないの?(←深読みし過ぎw)
何度かけても繋がらない電話にイライラする妻。
迎えに行ってと頼んであるのだから時間になれば、きっと行ってくれる妻は夫を信じてホール内へ戻り、時短の消化を行った。
しかし気になって集中できない。とにかく早く消化することに徹した。
午後3時30分時短消化後、再び外へ出て夫へ電話をしたが出る気配は無い。
聞こえてくる鳥のさえずりが絶望感を煽り立てる。
(夫は鳥のさえずりをCALL音に設定しています。トイレみたいだw)
急な仕事でも入ったのだろうか?これだけ鳴らしても出ないなんて
まさか、布団の中でポックリ逝っちゃってないよね?(←本当に不安)
あ、免許切り替えの講習って今日だった?それで出られないのかな?閉店まで粘るつもりの妻だったが夫と連絡が取れないとなると
断念せざるをえなかった。
遅れる旨の連絡をして妻は子供の迎えに向かった。
午後3時50分「今日はパパがお迎えって言ってたのに…残念だったね」「ほんとにパパったらヒドイですね」「ママの代わりにアトで叱っておいてください」「わかりました」間に子供を入れて不満を伝えるのはイツモのこと。
無用な争いを招かなくて良い。
ところが…
午後4時帰宅した妻の目に飛び込んできたのは死んだように眠る夫の姿であった。
一瞬、本当に死んでいるのではないかと思ったのだが
「やっぱり寝てたんかいな!」の声にかすかに反応したので生きている…
「何時やと思ってんのよ。電話しても繋がらへんから死んでるかと思ったわ」と眠りから覚めない夫に小言をいう妻。
狸寝入りをしてるワケではなさそうだ…。
午後4時10分生活音に気付いて、ようやく眠りから覚める夫。
「もう4時まわってますけど~何時に寝たん?」「わからん…。」(眠かったなら迎えの時間考えて早めに寝ればイイのに!)徹夜せずに睡眠をとって朝早くからパズルに没頭していた夫。
例え徹夜をしても寝ずに1パチに出かけたり、
妻が出かけた後に寝てしまっても、迎えを頼まない日であれば
きっちり起きているのでイツモより遅い3時半なら大丈夫だったはず…。
(何なんだ!?普段は起きてるクセに今日に限って…役立たず!)「電話いっこも繋がらへんから…美味しそうな台やったのにな~」パパが起きたことを知った子供が駆け寄って毛布の掛かった足に乗る。
「もうパパのせいでママお仕事できなかったじゃないですか~!」いつもの光景である。いつもなら苦笑する夫が見られるはずだった。
しかし次の瞬間、バチンッと鈍い音がして
「何してんな!痛いやないかい!」と夫の怒鳴り声。
え?Σ( ̄ロ ̄lll)よほど痛かったのかブツブツ言っている
「なんで足の上に乗るんかいな~…」(いつまでも布団でゴロゴロしてるからだろが!アンタは病人か!?)子供は初めて叩かれたことにショックを受け呆然とした様子でママの元へ
そこでとうとう涙をこらえきれずに泣き出した。
(てめえ、子供を叩きやがったな!くっそー!超ムカつく!死ねよ!)滅多に泣かない子の泣き顔を見るのがツライ;
「どこ叩かれた?」「ココ…ふともも」(ふとももか…)もしも顔か頭なら逆上した妻が夫を蹴っ飛ばして修羅場と化してだろう
「そっか…急に乗ったらアカンよ。足折れちゃうかも知れないからね」「だけどパパは嘘つきだわ…」子供の服のボタンを掛けながら独り言のように呟く妻。
「前はママが叩かれて今度は…ホント嘘つきだわ!」十数年前、夫は
「女子供に手は挙げない」と言ったのだ。
確かに思いっきりでは無いにせよ、叩いたという事実は曲げられない。
冗談でハタいたのではなく怒って叩いたのだから。
仕事で疲れて寝ていたのなら大目に見れたかも知れない。
妻は心の中で叫んだ。
(今のアンタよりは稼いでるよ!なのに何も変わらないじゃない!)
(暢気にパズルなんかしてないでアルバイトでもしろよ!)妻のイヤミに無言の夫。冷戦状態に突入した。
午後5時30分子供も落ち着いて一人遊びを始め、夫もテレビを見ている。
普段なら隣室から子供と夫の笑い声が聞こえている時間だが
あれから3人とも無言であった。
妻が夫に声を掛ける。
「電話に出ないから途中で講習やったかなって思ったんよ」「講習は15日」「次の仕事は?」「7日」ぶっきらぼうに答える夫にイラついた妻だったが自分たちの関係は
どうでもイイ。子供と夫の関係は修復しなければならないと考えた。
午後5時35分トイレから戻る子供を引き止めて夫に聞こえるように
「足叩かれてどう思った?」「イヤだった」「謝って欲しい?」「うん!」「じゃあ、まずパパに 『急に足に乗ってごめんなさい』って謝りなさい」「そのあとに 『もう叩かないでね』言おうか?」叩かれたのに何故謝らなければならないのかと不満気な子供に
「急に乗られたら痛いよね?相手に痛い思いをさせたなら謝らないとね」「『ごめん』でもイイ?」「ううん、ちゃんと、『急に足に乗ってごめんなさい』って言うの」子供は意を決したように、しかし、パパには近付かず
「パパ、足に乗ってごめんね。これからは叩かないでください」「わかりました。パパも叩いてゴメンね」パパから謝罪の言葉をもらえたことで緊張が解けた子供は
その後いつものように傍に座って遊び始めた。
(やれやれ…)夫も悪いことをしたと思って気まずかったのだろう。
修復作戦は思いのほか上手くいったのでホッとする妻であった。
午後6時30分夕食も済み至って平和な日常に戻っていた。
本日のFightが不完全燃焼に終わった妻はこの時を待っていたのである。
「じゃあママ出かけてくるね」「行ってらっしゃい」「いってらっしゃい」
午後10時30分出ないアカギを見据えて
冷戦が続いてた方が良かったかも…と思う妻であった。
これが例の5月1日の出来事です。
ね、期待されるほど大した話じゃなかったでしょ?(^^;)
とんでもないことと言うのは滅多に見つけられない1K回転数の台で
終日Fightの予定が暢気な家人に因って諦めざるを得なかったって事(笑)
帰宅後の展開は予想だにしなかった出来事で…。
お騒がせして申し訳御座いません。m( _ _ )m
まあ冷たい空気を放って置いても翌日には普段と変わりない日常が
戻っては来るのですが…多少「しこり」が残りますからね。
子供は叩かれた理由が何であれ、そのまま何の対処もせずにいると
叩かれた恐怖しか残りません。
なぜパパが怒ったのかを理解し自分がしたことを述べてきちんと謝る。
自分だけが謝ったんじゃ今度は不満が残ります。この先が重要なのです。
私が子供に自分がしたことを述べさせたのは、夫に
子供がしたことは叩かれるほどの事なのか?と考えて反省してもらう為
「もう叩かないでください」と言わせたのは叩かれた恐怖と悲しみを伝え
理解してもらう為です。
例え相手が子供でも「謝るべきところはキチンと謝る」
絶対に、うやむやにはさせませんから!(笑)
そうそう、文中の↓
(今のアンタよりは稼いでるよ!なのに何も変わらないじゃない!)
子供が生まれて育児ノイローゼになりつつあった私に夫がある一言を
言ったのです。これを聞けば夫が世の妻族の猛烈な反感を喰らうのは
目に見えてるので伏せておきましょう(笑)
これが例の5月1日の出来事です。
ね、期待されるほど大した話じゃなかったでしょ?(^^;)
とんでもないことと言うのは滅多に見つけられない1K回転数の台で
終日Fightの予定が暢気な家人に因って諦めざるを得なかったって事(笑)
帰宅後の展開は予想だにしなかった出来事で…。
お騒がせして申し訳御座いません。m( _ _ )m
まあ冷たい空気を放って置いても翌日には普段と変わりない日常が
戻っては来るのですが…多少「しこり」が残りますからね。
子供は叩かれた理由が何であれ、そのまま何の対処もせずにいると
叩かれた恐怖しか残りません。
なぜパパが怒ったのかを理解し自分がしたことを述べてきちんと謝る。
自分だけが謝ったんじゃ今度は不満が残ります。この先が重要なのです。
私が子供に自分がしたことを述べさせたのは、夫に
子供がしたことは叩かれるほどの事なのか?と考えて反省してもらう為
「もう叩かないでください」と言わせたのは叩かれた恐怖と悲しみを伝え
理解してもらう為です。
例え相手が子供でも「謝るべきところはキチンと謝る」
絶対に、うやむやにはさせませんから!(笑)
そうそう、文中の↓
(今のアンタよりは稼いでるよ!なのに何も変わらないじゃない!)
子供が生まれて育児ノイローゼになりつつあった私に夫がある一言を
言ったのです。これを聞けば夫が世の妻族の猛烈な反感を喰らうのは
目に見えてるので伏せておきましょう(笑)
とっても素敵な作品でした…えっ!?実話!?
こりゃ失礼ε=┌( ・_・)┘