夜空に煌く星たち 煌きは星の涙
それぞれが悲しげに
「私はココにいるよ」と叫んでいる
どの星も みんな孤独
仲睦まじく寄り添って見える星さえも
本当は互いを知らない
満天の星空を見上げて泣いていた
「貴方は何処にいるの」
★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆「此処よろしいですか?」窓の外を見ていた私は声の主の方へ視線を移した。
「あ…」「こんばんは」そう言って向かいの座席に腰掛ける人を私は知っている。
「奇遇ですね」同じ趣味を持ち何度か隣り合わせた事が有った。
「こんばんは。今、御仕事の帰りですか?」「そうです」「電車で通勤されてたんですね。てっきり、お車かと」「いえいえ、普段は徒歩ですよ」「え?」「単身赴任で寮というか1ルームに一人暮らしなんですよ」「あら?じゃあ今日は…?」「3日ほど休みが取れたんで家族を連れて海にでも行こうかと」「久しぶりの御自宅なんですね」「そうですね。かれこれ…」日数を数える素振りで空[くう]を見上げた後、視線を戻し
返事を待つ私をまじまじと見つめる。
見つめられるのは苦手だ。胸が苦しくなる。
「昨日ぶりです」「へ…? あははははっ」「仕事で自宅近くまで行ったんでチョッと昼寝しに…はははっ」面白い人だ。
「ご旅行ですか?」ふいに聞かれて私は戸惑った。
「あ、すみません。無理に答えなくても良いですよ」終電に近い時間。買い物で無いことくらいは彼も察しているはず。
「妹のところまで…まだ連絡はしてないんですけど」「妹さんですかあ、私には兄がいます」「意外です。面倒見の良い長男って感じがしますよ」「いやいや、自由奔放な三男坊です」取り留めも無い会話に心が和んだ。
家族以外の誰かとこんなに話したのは何年ぶりだろうか…
窓の外に広がる夜の静けさが切なくて涙が零れそうになる。
「きゃっ!」すれ違う列車の風圧に驚き目を伏せる。
そして、涙を悟られないよう指先で そっと目頭を押さえた。
「大丈夫ですか?ビックリしましたねぇ」「えぇ、ほんとに…」私の肩に手を置き心配そうに覗き込む人
その優しい瞳に吸い込まれそうな感覚に襲われる
まるで時が止まったかのように見つめ合う二人。
肩に置かれた手の温もりを感じ
僅かに引き寄せられたかのように思えた瞬間
終点を告げるアナウンスと共に列車はホームに滑り込んだ。
「着きましたね」「話してたら、あっと言う間でしたね」「楽しかったです。ありがとう」「こちらこそ」ホームに降り立ち、改札口へと並んで歩く二人
「妹さんのところへは此処からタクシーで?」「そうですね。歩いて行ける距離なんですけど夜だと
迷うかも知れないから。でも、その前に電話しないと…」「急に行ったら怒られますか?」「いえ、近所の居酒屋で呑んでる可能性が高くて」「なるほど。急に行くと締め出しを喰らっちゃうってことですか」「そうなんですよ。以前、冬に締め出し喰らっちゃって悲惨でした」「凍死寸前?」「寒さよりトイレが…近くにコンビニなんて無かったから」「女性にとって、それは凍死よりキツイですね」「もう限界ってところで帰って来たので助かりましたけど」「あはは、良かったですね」どんなに歩く速度を緩めても改札口は遠くに行ってはくれない。
私が立ち止まると横に並んで歩いていた人は
「お先に」と言って向こう側へ行ってしまった。
何でもない羽根扉の開閉が、まるで「此処までだ」と通せんぼうを
しているように見えて寂しくなった。
「それじゃ気をつけて」「海、楽しんできてください」二人は互いに軽く手を振ると、それぞれの方向へと歩き出した。
駅前のロータリーには客待ちのタクシーが並んでいた。
「電話しとかなくちゃ…」KIOSKの脇で携帯の電話帳を開いたとき
誰かが駆け寄って来る気配を感じて振り向いた…
「!」★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆To be continued.( ´艸`)ムフッ♪
「着きましたね」「話してたら、あっと言う間でしたね」「楽しかったです。ありがとう」「こちらこそ」ホームに降り立ち、改札口へと並んで歩く二人
「妹さんのところへは此処からタクシーで?」「そうですね。歩いて行ける距離なんですけど夜だと
迷うかも知れないから。でも、その前に電話しないと…」「急に行ったら怒られますか?」「いえ、近所の居酒屋で呑んでる可能性が高くて」「なるほど。急に行くと締め出しを喰らっちゃうってことですか」「そうなんですよ。以前、冬に締め出し喰らっちゃって悲惨でした」「凍死寸前?」「寒さよりトイレが…近くにコンビニなんて無かったから」「女性にとって、それは凍死よりキツイですね」「もう限界ってところで帰って来たので助かりましたけど」「あはは、良かったですね」どんなに歩く速度を緩めても改札口は遠くに行ってはくれない。
私が立ち止まると横に並んで歩いていた人は
「お先に」と言って向こう側へ行ってしまった。
何でもない羽根扉の開閉が、まるで「此処までだ」と通せんぼうを
しているように見えて寂しくなった。
「それじゃ気をつけて」「海、楽しんできてください」二人は互いに軽く手を振ると、それぞれの方向へと歩き出した。
駅前のロータリーには客待ちのタクシーが並んでいた。
「電話しとかなくちゃ…」KIOSKの脇で携帯の電話帳を開いたとき
誰かが駆け寄って来る気配を感じて振り向いた…
「!」★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆=★=☆To be continued.( ´艸`)ムフッ♪
しかし文章力がすごい・・・